私は２０１６年の７月にメンデンホール氷河にある氷の洞窟に行ってきました。それはもう大変素晴らしい光景だったのですが、日本人で行ったことのある人は、そこまで多くはないようなので、簡単に紹介します。
メンデンホール氷河の場所
アメリカのアラスカ州の州都ジュノーにあります。メンデンホール氷河のビジターセンターまでは、ジュノー国際空港から車で１０分ちょっと、ジュノー市内から車で２０分ちょっとの距離です。
ただし、氷の洞窟がある場所とビジターセンターのある場所はかなり離れているので、氷の洞窟への行き方は後述します。
ジュノーへの行き方
私は当時シアトルに住んでいましたが、シアトルからジュノーまで直行便があるので、飛行機でジュノーまで行きました。ただ、ジュノーを観光で訪れる多くの人は、クルーズ船で来ることが多いようです（ジュノーは寄港地の一つ）。
日本から行く場合も、飛行機でジュノーまで行くか、ジュノーを寄港地として含むクルーズ船ツアーに参加するかの二つになると思います。アメリカ本土からは車では行くことができません。
氷の洞窟の場所
グーグルマップで言うと、West Glacier Trailheadから点線が伸びていますが、その終着点より少し先にあります。
地図アプリのmaps.meの方が分かりやすいです（グーグルマップの点線は最後の方が切れているので）。
トレイルを最後まで歩くと氷河に辿りつきます。氷河には、洞窟状のものが、私が行った時は二つありました。一つは、大きいのですぐ分かると思います。インターネットで見ることのできるメンデンホール氷河の洞窟の写真のほとんどはここで撮られたものだと思います。
私がここに載せている写真は、その大きな洞窟ではなく、小さい洞窟のものですが、外から見ても分からない（氷河の上を歩いて探す必要がある）ため、見つけるまでに時間がかかるかもしれませんし、危険を伴うかもしれません。氷河にはクレバスが普通にあるので。
氷の洞窟までどうやって行ったか
私は、HAIしろくまツアーズというアンカレッジにある日本人がやっている旅行代理店経由で、ツアーを予約しました。ジュノー市内発の日帰りのツアーで、当時の料金は313.95ドルでした。
実際にツアーを催行したのは、Above & Beyond Alaskaという旅行会社です。今、両社のウェブサイトを見ると、359ドル＋税になってました。
ちなみに、洞窟に行く手段としては、徒歩とカヌー＋徒歩が選べて、徒歩にするともう少し料金は安くなります。ちなみに、カヌーは真面目に漕ぐと結構きついです。私は非力なので筋肉痛になりました。カヌーには家族連れとかもいて（女性含む）、皆きつそうな様子は見せてなかったんですけどね…
なお、私は上記のツアーで洞窟を訪れた二日後に、もう一度一人で行きました。洞窟の場所が分かっていたので。逆に言うと、洞窟の場所が正確に分かってないと、一人で行って見つけるのは難しいです。大きい方の洞窟は上述したとおり、すぐ分かると思いますが。ちなみに、この二度目の時は歩いて行きました。
洞窟の場所が分かっていれば、歩くのは難しくないです。maps.meを見ながらトレイルを進むだけです。時間は往復で５~６時間かかると思いますが。
途中で道が二つに分かれます。どちらを選んでも最終的には同じ場所に着きます。私は行きは左を帰りは逆（湖側）を歩きました。湖側の方がひらけているので景色が良いですが、崖を登ったりする必要があります。もう一つの方は簡単ですが、途中まで景色は良くないです。
私が行ったのは２０１６年の７月の最初の週の週末（三連休）だったのですが、洞窟を訪れる人は非常に少ないです。二度行って、自分（達）以外に見かけたのは三組だけです。それは、写真を撮る上では好都合なのですが、事故が起こったときに助けてもらえる可能性が低いということも意味します。
上述しましたが、氷河にはクレバスもありますし、洞窟も崩れないという保証はありません。
一回目にツアーで行った際、大きな洞窟の方には入らなかった（旅行会社の人が入口の様子だけ見てた）ので、二回目に自分で行った際に入ってみたのですが、本当に崩れるのではないかという恐怖を感じました。それで、途中まで歩いて、写真もろくに撮らず出てしまったのですが、今考えると、危険だとしても、もう少し奥まで入って写真を撮っておくべきだったと後悔してます。ジュノーに再び行くことなんて、まず無いですからね…
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