インドでタイガーサファリ（バンダウガル国立公園）

私の世界一周のスタート地点はインド。目的はタイガーサファリ。野生の虎（トラ）を見ること。

４月２日成田からデリーに到着。ホテルに直行。夜だったので街の様子はあまり分からず。翌朝、飛行機でジャバルプール（Jabalpur）へ。

空港の周りには何もない。旅行経験がほとんど無かった当時の自分には驚きだった。迎えの車に乗る。空港を出るとすぐに未舗装道路になった。「さすがインド。どこもこんな感じなのか…」。全然そんなことはないのだが、デリー等を見ないまま来てしまった為、そう思ってしまった。

途中通った町で、牛が歩いているのを見て。インドに来たことを実感。

バンダウガル国立公園（ Bandhavgarh National Park)

バンダウガル国立公園到着後、早速サファリ。ゲートで入場者の氏名等を確認して入っていく。

運よく最初のサファリでトラを見ることができた！が、距離が結構ある。この時、インドのお偉いさんらしき人達がいたのだが、彼らが見やすい位置を独占していて、我々の車からは写真を撮りづらかった。同乗していたイギリス人夫婦の奥さんの方は、いつまでも動かない彼らとガチ喧嘩していた。

サファリが終わって夕食。バイキング形式。想像していたのよりずっとまとも。お腹を壊すのが怖かったので、食べすぎには気を付け、火の通ってない野菜も食べないようにしていたが、それでもお腹の調子は悪くなった。ただ、カレーは美味しい。

ちなみに、私が宿泊したのは Tiger’s Den Resortというところで、特に問題なく、快適に過ごすことができた。

サファリ二日目。サファリは朝と午後一回ずつ行う。タイガーサファリをする国立公園は大抵、いくつかのゾーンに分かれている。通常、一回のサファリでは一つのゾーンにしか行かない。

この日は、確かゾーン２だったと思うが、このゾーンには人口の水飲み場があり、虎を見られる可能が高いらしい。実際、水を飲みにくる親子連れが見られた。カメラの設定が分からず、まともな写真が撮れなかったのは残念。

ちなみに、この時期のバンダウガル国立公園は、日中は暑いが朝晩はかなり冷える。蚊も多いので、肌が隠せる用意はしておいた方が良い。

バンダウガル国立公園には、当然ながらトラ以外の動物もいる。私が気に入ったのはクジャク。孔雀の色は本当に鮮やかだ。

クジャクの他では、ハヌマンラングールも好きだった。そこら中にいるのだが、行動を見ていると、人間をみているようで全く飽きなかった。

サファリは、４日目の朝までおこなったが、二日目以上に近い距離でトラを見ることはできなかった。

虎は「見られたらラッキー！」くらいの存在なのだ。私の（少ない）経験では、本当に至近距離で見られるのは、７～８回のサファリで１回くらい。遠くで良ければ２回に１回くらい。世界の各地を旅行中、やはりインドにトラを見に行ったという人に何人かあったが、あまり見られなかったという理由で、満足しなかったという人が多かった。

ちなみに、私は料金をまとめて旅行代理店に払ったので、サファリ一回あたりの金額は知らなかったのだが、途中で同乗したイギリス人のバックパッカーによると、２０数ドル（正確な金額はわすれた）だったそうだ。

最後のサファリでは遺跡的なところも観光した。いろいろ説明してもらった気がするが、残念ながら覚えていない。