ヴィクトリアの滝をヘリコプターから眺めたあと、ザンビアのMukuni Big 5 Safariへ。ここでは、ライオンやチーターと散歩できる。
ジンバブエ側にも似たような場所があって、そこではライオンと散歩(チーターは無し)できるようで、ジンバブエの旅行代理店にはそこを勧められたが、チーターとも歩きたかったので、こちらにした。
国境を超える際に時間がかかったので、Mukuni Big 5 Safariに行ったのが良い選択だったかどうかは自信がない。
Mukuni Big 5 Safari
最初に注意事項について説明を受ける。内容は覚えていないが、正面から近づくなとか、顔を触るなとかだったと思う。観光客はそれぞれ棒を持たされ、その棒でけん制ができるのだそうだ。
説明の後、ライオンちゃん登場。

若いオスとメスが一匹ずつ。普通に触れる。見た目は完全にネコなのだが、猫の毛のようなフワフワ感はあまりない。毛の太さ、強さを感じる手触り。お腹は柔らかい。基本的には極めて大人しいが、たまに素早く動くと、やはりビックリする。

お触りのあとは散歩。ライオンは比較的扱いやすいのか、リード等は無し。尻尾も持って良いらしく、同行者のロシア人は尻尾を持ってご満悦だった。

写真撮影
職員の人にカメラを渡す(写真撮影のお願いをする)と、ライオンやチーターと散歩している姿を撮ってくれるのだが、彼らは基本、写真の出来栄えとかは気にしない。私も結構な数を取ってもらったのだが、どれも構図がひどいかブレがひどいかで、そのほとんどを消してしまった。
ガイド的な人は、写真撮影をお願いされることが多いので、凄く詳しい(上手い)人も多いのだが、ここでは本当にダメだった。
もし、ここに行く人がいて、写真を撮ってもらいたいと思った場合は、職員ではなく、仮に面識はなくても他の旅行者にお願いした方がマシな写真を撮ってもらえる可能性は高いと思う。
チーターと散歩
ライオンの後はチーター。チーターは多少危険なのか、リードがつけられている。

チーターは可愛い。散歩中も大人しかった。

散歩の終了後は、チーターやカラカルが餌を食べるところを見せてもらえた。カラカルは初めて見たが、思ってたよりずっと獰猛な感じだった。結局野生では見ることはできなかったので、是非とももう一度みたいところ。日本の動物園にもいるのかな。あまり見ないようが気がするけど。

行くべきか否か
Mukuni Big 5 Safari は、料金(忘れたが結構高い)を気にしなければ、満足な内容だった。ただ、私は未だにこういう場所に行くべきかどうかという問いに答えが出せていない。
こういう場所とは、つまり、動物を金儲けの手段としている(と思われる)場所である。彼らが施設内でした説明では、利益追求が目的ではないということを言っていたが、本当かどうかは分からない。そもそも、アフリカのサファリだって、動物園だって、お金を稼ぐことが目的なので、それとどう違うのかということはある。
個人的には、動物園は無くても問題ないのではないかと思っている。大昔は、動物園がなければ、いろんな動物を見ることもできなかったかもしれないが、今はネットで、どんな動物だって見られる。自分の目でみたい人は、現地にいけばそれで済むのではないかと思う。
また、この Mukuni Big 5 Safari で気になったのは、ライオンやチーターが、やたらとアクビをしていたことだ。

こういうのを見ると、「人間に危害を加える可能性を低くするよう、何らかの薬を使っているのではないか」と考えてしまう。実際のところは分からないが、そういう考えが頭から離れなかったので、施設内の経験は楽しいものだったものの、心の底から楽しむという訳にはいかなかったし、今も、「こういう場所にお金を落とすのは良いことなのだろうか」と考え続けている。


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